「食べ物で過敏性腸症候群は治る?」過敏性腸症候群で苦しむ人が摂るべき3つの栄養について解説
過敏性腸症候群は、ストレスが主な原因の病気だと言われています。
そのため、ストレスを感じないように生活する必要があります。
それと同時に、ストレスによって荒れてしまった環境も整える必要があります。
しかし…
・食べるとすぐお腹がギュルギュル・ゴロゴロ下り調子になる
・お腹の調子が不安定で、いつ催すかわからない
・食べることが怖い
といった不安を抱えていたら、ストレスを感じないように生活するなんて不可能ですよね?

じゃあ、どうすればいいの?治せないの?
いいえ、そんなことはありません!!
実は、人の体には、ストレスを抑制する作用のあるホルモンがあるのです。
そのホルモンの分泌を促すには、”ある食べ物”がカギとなります。
このページでは、「過敏性腸症候群で苦しむ人が摂るべき3つの食べ物」について解説します。
たくさん食べなくても「少量で効率的に3つの栄養を摂る方法」もあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
過敏性腸症候群で苦しむ人が摂るべき食べ物3選
1.梅
梅の効能
・消化酵素の分泌を促したり、活性化させる
・腸内悪玉菌の増殖を抑える
・ストレス抑制作用のあるホルモンの分泌を促す
・腸の炎症を抑える
以上の作用があるため、梅は積極的にたくさん食べることをおすすめします。
注意点
「梅」というと、「梅干し」や「シロップ漬け」を思い浮かべるかもしれません。
しかし、梅干しに含まれる「塩分」もシロップ漬けに含まれる「糖分」も摂りすぎてしまうと、健康を害する原因となってしまいます。
だから、「梅」を摂るなら「梅肉エキス」がおすすめです。
「梅肉エキス」なら塩分や糖分を摂らずに、少量でたくさんの梅を摂ることができます。
”世界一酸っぱい”と言われるほど酸味の強い食品ですが、お湯で割って飲んだり、ドレッシングにすると食べやすくなります。
2.紫ウコン
ウコンと言えば、「二日酔い」や「肝機能」といった効果で有名ですよね。
こういった目的で使われているウコンは、「秋ウコン」と言います。
しかし、”過敏性腸症候群で苦しむ人”におすすめするのは、「秋ウコン」ではなく「紫ウコン」です。
どちらも同じように感じるかもしれませんが、成分は全く違います。
そのため「秋ウコン」では「紫ウコン」含まれる栄養を摂ることはできません。
注意点
「粉末タイプ」や「粒タイプ」のサプリメントとして売られているのですが、紫ウコンには、「強い苦み」と「独特な香り」があり飲みにくいため、飲むなら「粒タイプ」をおすすめします。
3.水溶性食物繊維
食物繊維には、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があります。
この2種類の内、過敏性腸症候群で悩んでいる人が進んで摂るべきなのは「水溶性食物繊維」です。
水溶性食物繊維には、腸内で水分を含むとジェル状になり、栄養素の吸収をゆっくりにする作用があります。
そのため、お腹の下り調子を抑えてくれます。
逆に「不溶性食物繊維」は、積極的に摂らないほうがいい栄養です。
「不溶性食物繊維」には、蠕動運動を活発にする作用があります。
そのため、過敏性腸症候群で悩む人が積極的に摂ってしまうと、腹痛や急なギュルギュル・ゴロゴロの原因になってしまいます。
不溶性食物繊維を多く含む食品
- ライ麦
- 豆類
- キノコ類
…など
ただし、どんな食べ物にも「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の両方が含まれているため、食べ物から「水溶性食物繊維」だけを摂るというのは不可能です。
だから、以下のような不溶性食物繊維の割合が少なく、水溶性食物繊維が比較的多く含まれているものを食べましょう。
- 「もずく」や「わかめ」などの海藻類
- 大根
- 豆乳や豆腐
- ぶどう
- バナナ
- トマト
- きゅうり
…など
積極的に摂るべき3つの栄養まとめ
・梅
・水溶性食物繊維
・紫ウコン
上記の栄養は、どれか一つをたくさん取ればいいわけではありません。
ストレスを抑え、ストレスによって荒れてしまった環境を整えるには、どれも欠かせない栄養です。
だから、3つともバランスよく摂ってください。
3つの栄養を少量で効率的に摂る方法
上記の症状に3つの栄養をバランスよく毎日摂るのが理想的ですが、実際にやろうと思うと大変ですよね?
急なゴロゴロ・ギュルギュルに襲われることがあるなら、「食べることが怖い」と思ってしまったり…
「たくさん食べることができず、必要な量を摂れない」ということもあるでしょう。
そういった場合は、サプリメントを利用するのがおすすめです。
サプリメントなら
・手軽にバランスよく栄養が取れる
・たくさん食べなくていい
・毎日続けやすい
・味の好みに左右されない